マンションの生活では音でのトラブルをよく耳にすることがありますね。リフォームをするときには生活音が階下に響くのはできるだけ防ぎたいものです。このような音でのトラブルをできるだけ防ぐために、フローリングを貼るときの防音対策には主に二つの方法があります。一つ目は直貼り工法といって、板の底面に遮音効果のあるスポンジ状のものを貼り付けているフローリングをコンクリートの床に直接貼る方法。この工法に適したフローリングはたくさん出回っており、施工も早く比較的安価ですが、スポンジに弾力性があるため歩くとふわふわ感がありこれを嫌う方も多いようです。もう一つは床嵩上げ工法で、床を嵩上げしてその上に硬質のフローリングを貼る方法です。この工法は遮音効果のある硬質のゴム状のものがついた部材を使って嵩上げを行いその上にフローリングを貼る工法です。この工法ではより種類の豊富なフローリング材や無垢のフローリングを貼ることができますし、ふわふわ感もなくなりますが直貼り工法に比べて工期も長く高額となります。いずれにしろ予算や工期などの要素も含めてよく検討したうえで工法を選びたいものです。今回は下の階への遮音ということで書きましたが音には階上から聞こえてくる音、外からの車の騒音などそのほかにもさまざまな問題があります。このことについてはまたの機会にお話しできればと思います