猛暑にみまわれた夏もやっと終わり、秋風がとても心地よく感じる季節となりましたね。
秋といえば思い出されるのが運動会です。私は小学校時代を佐賀県の炭鉱町ですごしましたが、そのころの小学校は1クラスあたり55人くらいで、1学年あたり10クラスあり、全校生徒数は3,000人を超えるという今では想像もつかない数の生徒が同じ小学校に通っていました。
運動会といえば当時は町の一大イベントでして、家族総出で繰り出し応援合戦を繰り広げるのは今と同じですが、何しろ家族を入れると5千人くらいの人出となります。弁当の時間ともなると、運動場や、校庭、教室の中まで芋の子を洗うような人込みとなり、お祭り騒ぎ以上の賑わいでした。何しろ炭鉱町のこと、男親たちは朝から一升瓶を片手に酒を酌み交わし、そのうちに泥酔して倒れる人が出たり、殴り合いのけんかが始まったりと、それは、それは大変な騒ぎでした。現在では考えられないような光景ですが、今となっては懐かしく思い出されます。今年の運動会はコロナ禍の影響で満足に開催されることがなかったようです。楽しみにしていた子供や家族の人たちもさぞかし残念だと思います。来年は学校の運動会はもちろん、世界の運動会でもあるオリンピックの開催ができるようにこのコロナに打ち勝っていけるようになれたらいいですね。