2023.10.19

リフォーム時の抜けない柱と抜ける柱の見分け方

リフォームを考えている家主にとって、柱の存在は頭を悩ませる一因です。特に、自宅の柱がどれだけ撤去可能なのか、どれが撤去不可なのかを知ることは、リフォーム計画を進める上で不可欠です。この記事では、リフォーム時に抜ける柱と抜けない柱の特徴を明確にし、それを見分ける方法を提供します。◻︎リフォーム時の抜ける柱と抜けない柱の特徴*抜ける柱の特徴木造軸組工法の建物には、いくつかの種類の柱が存在します。その中で、抜ける柱とされるのは「管柱の一部」と「間柱」です。管柱は、階ごとに分断された構造部材の柱で、補強を施すことで撤去可能なものもあります。一方で、間柱は壁の下地材を貼るための柱で、多くは撤去可能です。ただし、構造上必要な壁量を確保するために、筋交いや構造用合板が用いられる場合があり、そのような壁の間柱は撤去できません。*抜けない柱の特徴抜けない柱は、建物を支えるために必要な構造部材です。通し柱と管柱がその代表例であり、これらは基本的に撤去できません。特に通し柱は、土台から軒まで一直線に立っている柱で、建物の強度と耐震性を確保するために重要です。管柱も、床や壁を支える役割があり、基本的には撤去できません。◻︎リフォーム時の柱の見分け方1.図面で確認するリフォームを検討する際の最初のステップは、図面を確認することです。図面には通し柱や管柱の位置が記載されている場合が多く、これによって柱の位置を把握することができます。特に、図面に「×」印や「○」印が描かれている場所は、通し柱や管柱が存在する可能性が高いです。2.構造的検討を行う図面がない場合や、過去のリフォームで柱の位置が変わっている可能性がある場合は、構造的検討が必要です。これは専門家の意見を求める場合が多く、リノベーション会社に依頼することが一般的です。3.現地調査を行う最後に、現地で柱の状態を確認することも重要です。特に、古い建物では図面が残っていない場合が多く、現地調査によって初めて柱の状態が明らかになることもあります。◻︎まとめ柱の存在は、リフォーム計画において重要なポイントです。この記事で紹介した方法を用いて、自宅の柱がどれだけ撤去可能なのか、どれが撤去不可なのかを確認し、より効率的なリフォーム計画を立てましょう。確認作業は専門家の協力を得ることで、より確実な結果が得られます。リフォームは大きなプロジェクトですが、しっかりとした準備と確認作業によって、理想の住まいが手に入ります。

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