マンションにお住いの方は、害虫対策も万全でしょうか。住宅に出てくる害虫は不快なだけでなく、衛生面や健康面で、様々な悪影響を及ぼします。今回は、害虫対策が必要な理由や、戸建て住宅でも使われる害虫対策について解説します。マンションリフォームの際、害虫対策の参考にしていただければ幸いです。□害虫対策を怠ってはいけない理由1つ目は、衛生面で悪影響があるからです。ゴキブリやハエなどの害虫は不快なだけでなく、食べ物に近づくことで雑菌を付ける可能性があります。ゴキブリやハエによってもたらされた雑菌は食中毒を引き起こす恐れもあり、体調不良の原因になります。2つ目は、健康面でも悪影響があるからです。ゴキブリやハエのように間接的に健康被害をもたらす害虫以外にも、ムカデやノミのように、噛まれることで直接健康被害をもたらす害虫がいます。特に小さなお子さんは被害が大きくなる可能性があるため、注意しましょう。3つ目は、住宅性能の低下を招くからです。最も有名なのはシロアリで、戸建て住宅では住宅の構造部を食べてしまうことで有名です。ここで注意していただきたいのが、シロアリはマンションでも発生することです。マンションでもコンクリートの構造部の隙間からシロアリが侵入してくるケースがあり、フローリングや壁面の木材を食べられてしまう場合があります。基本的には1階部分で生じることが多いですが、2階より上のフロアに侵入するケースもあるため注意しましょう。□戸建て住宅にならう害虫対策1つ目は、寝具の新調です。というのも、寝具には非常に多くのダニが潜んでいます。リフォーム後に間取りの変更によって湿度の高い部屋を寝室にしてしまうと、ダニが急激に増えてしまう可能性があります。リフォーム後に急にくしゃみや鼻水などの症状が悪化した場合は、寝具を新調しましょう。2つ目は、引っ越し時の段ボールは新品の段ボールを使うことです。中古マンションを購入してリノベーションされる方は、引っ越し作業が必要になります。引っ越し用の段ボールに使い古されたものを使ってしまうと、ゴキブリが卵を産み付けている恐れがあります。そのため、できる限り新品の段ボールを使いましょう。□まとめ今回は、マンションで害虫対策が必要な理由や、マンションでできる虫対策について解説しました。マンションリフォームは引っ越し作業を伴わないこともあるため、害虫対策を怠る方がいらっしゃいます。しかし、間取りの変化によって害虫が増加する可能性もあるため、注意しましょう。