管理規約や構造の問題から、制限の多いマンションリフォームですが、床下収納がつくれる場合があることをご存知でしょうか。食糧品のストックから、スキーウェアやキャンプ用品などの普段は使わないものまで、人目につかないところに収納できるのが床下収納のメリットです。今回は床下収納が気になっている方に向けて、マンションでも床下収納を造る方法や、床下収納のメリットとデメリットについて解説します。□マンションでも床下収納を設けるリフォームは可能？マンションで床下収納を設ける場合、最初に床下に空間があるか確認する必要があります。マンションはコンクリートの上に木枠を組んで床材を置いている場合と、コンクリートの上に直接床材を置いている場合があります。木枠を組んでいる場合はある程度空間があるため収納として使う場合もありますが、直接床材を置いている場合は、床下に空間がありません。また、木枠を組んでいる場合も床下の空間は小さいため、多くの場合そのまま床下収納として使うのは難しいでしょう。マンションで床下収納を設ける場合、床を上げて空間をつくり、そこを収納として使う必要があります。床を上げるリフォームはマンションの管理規約によって制限されている場合もあるため、必ず規約を確認してからリフォームしましょう。□床下収納のメリットとデメリット床下収納のメリットは、デッドスペースを活かせることです。マンションの場合床を底上げするため天井が低くなりますが、天井の空間を収納にいかせると考えればメリットでしょう。床下にあることで収納スペースが目立ちにくく、普段使わないものを収納しておくのに最適な収納です。特に、マンションはスペースが限られているため、部屋の広さを変えずに収納を増やしたい場合に、床下収納は便利な方法でしょう。一方で、収納できる物が限られてしまう点がデメリットです。床の蓋を取って出し入れするため、よく使うものを収納してしまうと出し入れの度に手間がかかってしまいます。すぐに使う食料品や普段よく使うものは避け、長期間収納しておくもののみを収納しましょう。何を収納したいか考えておくと、後悔するリスクを減らせます。□まとめ今回は、マンションで床下収納を造るリフォームは可能なのか、床下収納のメリットやデメリットなどを解説しました。床下収納はデッドスペースを活用できる収納ですが、マンションで取り入れるには工夫が必要です。この記事を、床下収納を取り入れるかどうかの判断材料にしていただければ幸いです。
