これからリフォームされる方は、具体的なリフォームの内容を決めていますか。リフォームの実例や失敗例を知らないと、具体的にイメージしにくいでしょう。今回は、リフォームでやっておけばよかったと後悔することや、後悔しないためのポイントについて、リフォームされた方の前例を用いて解説します。□ リフォームでやっておけばよかったと後悔すること1つ目の事例は、吹き抜けで後悔した例です。吹き抜けは部屋に開放感を生むだけでなく、高い位置に窓を設けられる点も魅力です。そのため、通気性の向上や、より多くの光を取り込めるメリットがあります。一方で、空調が効きにくくなる点に注意しましょう。吹き抜けのメリットは縦方向に空間が広がることですが、一方で空調設備はより強力なものが必要になります。吹き抜けを設けた結果、空調設備が効きにくくなってしまったケースもあります。そのため、吹き抜けを設ける際には、空調設備の変更も検討しましょう。2つ目の事例は、アイランドキッチンを取り入れて後悔した例です。オシャレな見た目や、リビングとの繋がりを感じられる点が魅力のアイランドキッチンですが、間取りに余裕が必要な点に注意しましょう。アイランドキッチンは壁から独立しているため、キッチン周りの広さに余裕が必要です。余裕のない間取りで取り入れてしまうと、収納スペースや作業スペースが狭くなってしまいます。間取りに余裕がなく、開放感のあるキッチンを選びたい方には、オープンキッチンがおすすめです。□ 後悔しないためのポイントリフォームで最も大切なのは、リフォーム後の住宅性能や、デザインではありません。あなたにとって住みやすいことや、納得のいくリフォームができたかどうかが重要です。多くの人は予算を決めてリフォームするため、自分がやりたかったことをすべて取り入れることはできません。予算内で納得できるリフォームにするためには、取り入れるもの、妥協するもののどちらにも、明確な理由をつけることが大切です。深く考えずに妥協してしまうと、後からやっておくべきだったと後悔してしまう可能性があります。そうならないためには、妥協する理由を明確にしておきましょう。□まとめ今回は、リフォームでやっておけばよかったと後悔することや、後悔しないためのポイントについて解説しました。リフォームで大切なことは、今ある予算でできる限りを尽くすことです。後悔のないリフォームにするために、リフォーム内容には明確な理由をつけるようにしましょう。