住宅ローン控除は、新築住宅だけでなく、中古住宅のリフォームでも利用できます。住宅ローン控除とは、ローンの残高に応じて税金が返還される制度を指します。リフォームする際には、ご自身のケースが控除対象に当てはまるか調べると良いでしょう。今回は、中古住宅のリフォームにおける控除の条件を解説します。□中古住宅のリフォームにおける住宅ローン控除とは？仕組みを解説します！住宅ローン控除は、ローンを利用して住宅の購入やリフォームした際、条件を満たすと税金の一部が返還される制度です。中古住宅の購入は新築住宅の購入より条件が厳しく、ローンの用途により控除の条件が異なります。制度を利用する際には申告が必要なため、条件を確認した上で申告しましょう。住宅ローン控除は税額控除の1つであり、支払う税金の中から直接減額する仕組みになっています。所得控除のように所得に応じて税率が変化しないため、控除額がわかりやすい点が特徴です。控除の対象となるのは基本的に所得税ですが、控除額が所得税を上回った場合、この限りではありません。残りの控除額は住民税から差し引かれます。ただし、住民税の控除には条件があり、住民税が全額免除となることはありません。リフォームの場合には、控除対象となる工事が定められています。この中にはマンションのリフォームも含まれており、キッチンや浴室のリフォームも対象となっています。□控除を受けるなら要チェック！ポイントと条件を解説します！まず、複数の住宅ローン控除を受ける期間がないか確認しましょう。住宅ローン控除における毎年の控除限度額は、合計で40万円と定められています。住宅購入時のローン控除を利用していた場合、控除額が40万円を超えてしまい、リフォーム時の控除による恩恵が少なくなってしまいます。控除を効果的に受けるためにも、可能であればリフォームの時期をずらしましょう。次に、ローンの借り方を確認しましょう。リフォームのローンには2種類あり、住宅ローンとセットになっている場合と、住宅ローンとリフォームのローンが別々の場合があります。控除額がそれぞれ異なる場合があるので、注意しましょう。最後に、現在の耐震基準を満たしているか確認しましょう。ただ基準を満たしているだけでなく、その証明書が必要です。控除を受ける際には必ず用意しましょう。□まとめ今回は、中古住宅のリフォームにおける住宅ローン控除について解説しました。中古住宅のリフォームをお考えの方は、住宅ローン控除の仕組みや条件についてきちんと理解しておきましょう。この記事がお役に立てますと幸いです。
